by ゲスト » 2025/3/11(火) 15:23:27
「5-√2が無理数であることの証明」で5-√2=a (aは有理数)とおいて証明できるのは√2が
無理数であることは既知とする、という前提があるからです。もしその前提がないなら、
5-√2=p/q (p,qは整数)とか置くしかありません。
「√3が無理数であることの証明」ではなんの前提もないはずです。だから√3が有理数である
と仮定して矛盾を出すしかありません。だから√3=p/q (p,qは整数)とか置きます。
ここでp,qは互いに素とするのは、そうできるしそうした方が簡単だからです。
p,qを正にするのは、そうできるからです。そうしたら簡単になるわけではないけど。
√3=p/q (p,qは整数)と置いたら次のような答案になります。
分母を払って√3q=p、両辺を2乗して$3q^2=p^2,$左辺は3の倍数だから右辺も3の倍数
従ってpは3の倍数、p=3p'(p'は整数)とおける。これを代入して$3q^2=9p'^2,$両辺を3で
割ってq^2=3p'^2、右辺は3の倍数だから左辺も3の倍数、q=3q'(q'は整数)とおける。
これを代入し$て9q'^2=3p'^2、3q'^2=p'^2$、ここで最初の式のp,qをp',q'にした式に
なった。全く同じことをしてp'もq'も3で割り切れる。これは何回でも続けることができる。
pもqも3で何回でも割り切れることになるがこれはありえない。
p,qを互いに素としておればp,qがともに3で割り切れる、となったところで矛盾になり
証明が短くなるから普通はそうします。
「5-√2が無理数であることの証明」で5-√2=a (aは有理数)とおいて証明できるのは√2が
無理数であることは既知とする、という前提があるからです。もしその前提がないなら、
5-√2=p/q (p,qは整数)とか置くしかありません。
「√3が無理数であることの証明」ではなんの前提もないはずです。だから√3が有理数である
と仮定して矛盾を出すしかありません。だから√3=p/q (p,qは整数)とか置きます。
ここでp,qは互いに素とするのは、そうできるしそうした方が簡単だからです。
p,qを正にするのは、そうできるからです。そうしたら簡単になるわけではないけど。
√3=p/q (p,qは整数)と置いたら次のような答案になります。
分母を払って√3q=p、両辺を2乗して$3q^2=p^2,$左辺は3の倍数だから右辺も3の倍数
従ってpは3の倍数、p=3p'(p'は整数)とおける。これを代入して$3q^2=9p'^2,$両辺を3で
割ってq^2=3p'^2、右辺は3の倍数だから左辺も3の倍数、q=3q'(q'は整数)とおける。
これを代入し$て9q'^2=3p'^2、3q'^2=p'^2$、ここで最初の式のp,qをp',q'にした式に
なった。全く同じことをしてp'もq'も3で割り切れる。これは何回でも続けることができる。
pもqも3で何回でも割り切れることになるがこれはありえない。
p,qを互いに素としておればp,qがともに3で割り切れる、となったところで矛盾になり
証明が短くなるから普通はそうします。